第七魔法空間より

日記と言うよりは月記のほうが相応しいゆるゆる雑録。 独自研究やおすすめのゲーム、ラノベの紹介など。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
  1. --/--/--(--) --:--:--|
  2. スポンサー広告

そうだ、古典を読もうっ!

降って湧いた休日(建国記念日)を躊躇うことなく読書に費やしたみまさかです。

本に限らず他人の作品を紹介する度、後悔を抱えます。
私は果たして正当に評価することが出来たのだろうか。
つまり、私がした行為は過去未来に於いてその作品が得たであろう機会可能性を損ないはしていないか、ということです。

…所詮は人の子の身で無欠完全を行うはおろか、中立たる客観に自らを対置することすらおこがましい。
諦めて前向きに、絶望の醸す腐海の中でもがきながら無様に足掻き、沈んでいくがいいとニーチェ先生もおっしゃって…ないか。
兎角、常に善処しましょう。
遥か高みに目指すものがあるときに、人の採る行動なんて多いもんじゃない。
鳥の翼を自らの背に望むか、空ろの雲を階に踏もうと願うか。
また、黒き焔に駆られて天上者を引き摺り下ろすも、そもそもの高みの存在を否定抹消するもあろう。
全ては自由意志と世界意思との地平で勝手に輪廻していればいい。ケセラセラ。
京垓を知る砂の欠片を数えて冒涜の塔を築こう。
風は絶望を雪ぎ希望を育む。
災いこそ全ては幸いなれ。
そは安らぐるものの怖れなれば。

超脱線脱線脱線脱線脱線してました…久しぶりにブレイクなんか読んだらスイッチが入ってしまったようで…
少しでも高みに這い上がるために精進するのは何も悪いことではないと言いたかっただけなのです。

さて、そんなわけでタイトルにもあるように私は(どちらかというと)古典に分類される作品を読んでました。
具体的に言うと…その……『ある白人の男やもめの告白』とかを…
…なんかニヤリとした人よりも疑問符が浮かんでる人が多そうな気がします。
調べさせるのも手間ですから自分で蒔いた種は自分で刈っておく方が良さそうですね。
『ある白人の男やもめの告白』というのはウラジーミル・ナボコフの例の作品の副題です。
以下、休日読書目録

『ロリータ』 著:ウラジーミル・ナボコフ 河出海外小説選(大久保康雄訳)
『巫女』 著:ラーゲルクヴィスト 岩波文庫
『伝奇集』 著:J・L・ボルヘス 岩波文庫

とりあえず画面の前の人がニヤリor突っ込みをしてたら私の勝ちですね。
狙ったに決まってるじゃないですか。勿論他にもポーやイプセンをつまんだりしましたが…
最近のサブカルチャーの流れ的に頬が緩みそうなタイトルではありますが、そのノリで手を出すと軽く玉砕できる程度に完成された作品ですよ?

ロリータ、その語に対する偏見からこの本はどれだけ誤解されているんでしょうか…
たしかに主人公のハンバートは幼い少女に対して倒錯した感情を抱いていますが、それは決して幼い少女全般に対するものではなく彼がニンフェットと呼ぶ、9?14歳の少女達のうちでも極一部の素質を持った少女だけに対するものです。
彼はその少女達を眺めて愛でることに快感を見出しているだけで、あわよくばその髪に肌に触れたいと願います。しかし、それ以上のことをしようとは夢にも思っていません。
私個人としては、サリンジャーの『ライ麦畑で捕まえて』を思い出した作品。何故だろうか。

巫女、と言っても和訳の都合でそうなっただけで、ある年老いたデルフォイの巫女の話です。
神を信じるもの、神を利用するもの、神の子とされるもの、そして神。
それらの描写を通じて問われていく、神とは何か、人とは何か。
見た目こそ一世紀頃のデルフォイ神殿の有様に他なりませんが、ほんの少しでも見つめる角度を変えたのならば比喩と対比に満ち溢れた思索の迷路が展開されているのが見てとれます。

伝奇集、の作者ボルヘスはアルゼンチンの人。ときに日本人には分かり難い地名が使われていたりします。
しかし、内容の水準はとても高く、処女短編集としてはあまりにも信じられないレベルになっています。
この作品の内容を紹介することはなんら意味を持たないだろうと断言できます。
是非、直に触れて感じてその世界に引きずり込まれて下さい。
…竜騎士07氏の世界観に触れる前にこの本に出合えていれば、あと何倍も竜騎士氏の世界観を楽しめた気がします。過ぎた後悔ですが。


と、以上がそれぞれの作品について私の言えることです。
最終的なそれぞれの評価は読んだ本人の判断に任せるしかありませんが、そこに至る無数の道標の一つをでも提供できたのならば、と思います。


以下コメント返信
>白羽さん
なんとなくお久しぶりです、大事なくお過ごしでしょうか?
(折角訊ねてきた相手に何となくというのも失礼ですがどうしてもそう思えてしまいまして)
たしかに一冊も被ってないのは面白いですね…被ったとすれば吸血鬼金融、加速世界、ラプンツェルの辺りだったと思いますよ。
それも白羽さんがラプンツェルを買い損ね、私が加速世界を買い損ね、吸血鬼金融で二の足を踏んだからという…神はまた小粋な悪戯をする…
吸血鬼金融で二の足を踏んだのはunderと同じ匂いを嗅いだからで深い意味はないです。

………って、大賞の人ってくのりさんだったんですかっ?!
最近顔出しに行ってないから全然知らんかったー……
みまさかの主な目的は面白そうな新人探しだったので、
「ネットでカリスマ的人気…? 新人じゃないのか……(ポイッ(蹴)」
ちょっと真剣に探すつもりで行きます…

ゆるりゆるりと暖かくなり春の香を鼻先に感じる季節となりましたが、体調を崩すことがありませんように。
スポンサーサイト
  1. 2009/02/13(金) 00:00:00|
  2. 未分類
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2

今月の電撃

寒さにも花粉にもお元気でしょうか、みまさかです。
新型インフルエンザが流行した場合に戒厳令を発令する、みたいなことを厚労さんが言ってたので不安もありますが今のところ大事は無いようで…平穏な日々を送れるに越したことはありません。

ちまちまと今月蒐集分の電撃文庫の紹介。

「このご時世に、あえて小学生女子を(それも5人も)
 メインヒロインに持ってきた作者の勇気を私は買おう。
 出版する電撃も電撃だが、もはや何も言うまい。
 編集部の男気も一緒に買おう。
 だからあなたは――、この本を買おう。   時雨沢恵一」

買った。
『ロウきゅーぶ!』 著:蒼山サグ イラスト:てぃんくる
時雨沢氏の太鼓判にてぃんくるさんの挿絵とか…この新人は何者なのだろうと思ったのが最初でした。
読了後の感想としては、まだ少し荒削りな感じが残っていますが押さえるところはキッチリと押さえているといった印象を受けました。この書き口からすると苦手なジャンルがある…のかもしれません。そこを一皮破れれば大いに化けそうな逸材です。
時雨沢氏のコメントやてぃんくるさんの挿絵に惹かれるものがある人には買う価値の大いにある勇気です。

『ラプンツェルの翼』 著:土橋真二郎
扉の外ともツァルトゥストラへの階段とも似て異なる設定の土橋作品。
天使と悪魔に喩えられる、救済者とバグの闘いの一端に巻き込まれた高校生の話。
これまでの土橋作品との関連性は今のところ見られないので、興味を持たれた方はこれ一冊でもどうぞ。

他に
『パララバ―Parallel lovers―』 著:静月遠火
『ほうかご百物語4』 著:峰守ひろかず
を蔵書に追加。
そっちについての紹介はいずれ機会があれば、ということで…
大賞作品は気になってはいるのですが(主人公の設定あたりが特に)、馴染みの書店では売り切れていたので後日縁があればそのときに買うことにします。


さても、とめどない話はこの辺りまでにいたしまして、またのお越しを。
  1. 2009/02/11(水) 00:00:00|
  2. 未分類
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:1

アクセスカウンター

プロフィール

みまさか とけい

Author:みまさか とけい
人間には衣食住以上に必要なものがあるはずだ、と思い込んで探求中。

そんな美作の燃料は『夢』と『未来』

最近の記事

カテゴリー

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

アクセス解析

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブログ内検索

リンク

このブログをリンクに追加する

RSSフィード

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。